それでは、実際何が起こっているか見てみよう
例えば、美しい花が咲いていたする
そして、貴方はそれを見付ける
「あ~~、このピンク色すてき」
「形も丸くてかわいい」
「あ、隣の花もかわいい」
実は、貴方は、花を見ていない
その美しさを感じていない
貴方は、何か言葉にすることに懸命で、花を十全にみていない
花を見た事によって起こる感動を、つまり体験を見逃してしまう
その体験(感動)に留まることなく、貴方はそれを言葉に換え始める
貴方は、貴方の中に起こった感動という体験をすてさり、それを言葉で描写したものを記憶として持ち運ぶ
例えて言うら、体験するはしから、その体験の感想文を書きまくっているのだ
どこが良かったのか、何が悪かったのかを
書くことに夢中で、その花を貴方は見ていない
書くことで貴方は体験そのものを捨て去る