2010年6月1日火曜日

無はニュートラルか?

今日は、質問をいただいたので、それについて書こうと思います

質問は・・・

「無はニュートラルの状態ですか?」というものです

さて、ここで、この「ニュートラル」という言葉から私が受け取ったものは・・・

右でも、左でも無い、真ん中です

そう、仏陀が説いた、中道です

先ずは、この仏陀が説いた「中道」について話をしていきたいと思います

実は、仏陀が説いた中道ですが、これには秘密があるのです

ちょっと想像しながら読んでください

この世界は2元です

右側が嫌い、左側が好き、とします

その両方の真ん中に点が存在します

ちょうど、X軸の右と左、「0」が真ん中ですね

この、真ん中が中道です

ですが、実は、これは仏陀だから中道と呼べるのです

それは、どういう事か

「0」のポジションは、実は「無への入り口」なのです

では、無とは何か、もう少し座標を使ってイメージしましょう

X軸に垂直にY軸があります

このY軸が、実存の次元です

既に貴方がY軸に居るとすると、Y軸は、X軸の「0」を含みます

故に、Y軸に既に居る人は、Y軸の「0」である、つまりX軸の「0」をさして、そこは中道だと言うのです
ところが・・・

X軸に居る人から見ると・・・

X軸の「0」ポイントは、Y軸のほんの1ポイントにしかすぎません

X軸に居る人は、この「0」ポイント通って、Y軸へと入っていきます

故に、X軸に居る人にとっては、そこは未だ「2元の一部」であり、そこは実存へと向かう「扉」として認識されるのです

2元の真ん中のポイント、ニュートラルなその場所は、未だ2元の一部であり、そこは実存へと向かう秘密の入り口でもあるのです

では、我々が指し示す「無」とはなにか?

そこは、全ての形在るのが生まれて来る場所であり、全ての形在るものが帰っていく場所です

そこは、非常に豊です

形になる前の、全てのものが詰まっているのですから

これの香りを、かすかな香りに触れることができます

自分の内側を、繊細に感じると、その香りをかぐことができます

例えば、そこに美味しそうな「イチゴ」があったとします

貴方は、冷蔵庫の中にそれを見つけて「美味しそう」だと思うのです

この時に、内側を繊細に感じてください

貴方が、頭の中で「美味しそう」と思う以前に何かがあったはずです

その何かが、マインドをとおして「言葉」に翻訳されています

言葉という「形」になる前のもの

さて、ここで、もう一つ書きます

ちと長いですかね (^_^;

この真ん中のポイントから、Y軸に入る為の技法が、既に公開されています

それは、瞑想の時、鼻から入る呼吸に乗ってやってくるエネルギーを使う技法です

そのエネルギーは、肺で呼吸から離れ、地球の中心へと向かいます

このエネルギーの流れと共に、縦の次元へと入っていきます

このエネルギーに委ねることで、自分自身の内側へ深く入ることで、貴方はX軸の「0」ポイントへと向かいます

そして、このエネルギーは、「0」ポイントを通って、存在の次元へと流れていきます

このエネルギーの助けを借りて、貴方は「源泉」へと向かうのです