今日は、質問をいただいたので、それについて書こうと思います
質問は・・・
「無はニュートラルの状態ですか?」というものです
さて、ここで、この「ニュートラル」という言葉から私が受け取ったものは・・・
右でも、左でも無い、真ん中です
そう、仏陀が説いた、中道です
先ずは、この仏陀が説いた「中道」について話をしていきたいと思います
実は、仏陀が説いた中道ですが、これには秘密があるのです
ちょっと想像しながら読んでください
この世界は2元です
右側が嫌い、左側が好き、とします
その両方の真ん中に点が存在します
ちょうど、X軸の右と左、「0」が真ん中ですね
この、真ん中が中道です
ですが、実は、これは仏陀だから中道と呼べるのです
それは、どういう事か
「0」のポジションは、実は「無への入り口」なのです
では、無とは何か、もう少し座標を使ってイメージしましょう
X軸に垂直にY軸があります
このY軸が、実存の次元です
既に貴方がY軸に居るとすると、Y軸は、X軸の「0」を含みます
故に、Y軸に既に居る人は、Y軸の「0」である、つまりX軸の「0」をさして、そこは中道だと言うのです
ところが・・・
X軸に居る人から見ると・・・
X軸の「0」ポイントは、Y軸のほんの1ポイントにしかすぎません
X軸に居る人は、この「0」ポイント通って、Y軸へと入っていきます
故に、X軸に居る人にとっては、そこは未だ「2元の一部」であり、そこは実存へと向かう「扉」として認識されるのです
2元の真ん中のポイント、ニュートラルなその場所は、未だ2元の一部であり、そこは実存へと向かう秘密の入り口でもあるのです
では、我々が指し示す「無」とはなにか?
そこは、全ての形在るのが生まれて来る場所であり、全ての形在るものが帰っていく場所です
そこは、非常に豊です
形になる前の、全てのものが詰まっているのですから
これの香りを、かすかな香りに触れることができます
自分の内側を、繊細に感じると、その香りをかぐことができます
例えば、そこに美味しそうな「イチゴ」があったとします
貴方は、冷蔵庫の中にそれを見つけて「美味しそう」だと思うのです
この時に、内側を繊細に感じてください
貴方が、頭の中で「美味しそう」と思う以前に何かがあったはずです
その何かが、マインドをとおして「言葉」に翻訳されています
言葉という「形」になる前のもの
さて、ここで、もう一つ書きます
ちと長いですかね (^_^;
この真ん中のポイントから、Y軸に入る為の技法が、既に公開されています
それは、瞑想の時、鼻から入る呼吸に乗ってやってくるエネルギーを使う技法です
そのエネルギーは、肺で呼吸から離れ、地球の中心へと向かいます
このエネルギーの流れと共に、縦の次元へと入っていきます
このエネルギーに委ねることで、自分自身の内側へ深く入ることで、貴方はX軸の「0」ポイントへと向かいます
そして、このエネルギーは、「0」ポイントを通って、存在の次元へと流れていきます
このエネルギーの助けを借りて、貴方は「源泉」へと向かうのです