2010年4月14日水曜日
2元
さて今日は2元について
苦しみの源、つまり何が苦しみの根源か?、と言うことについて、精神世界では色々と言われています
その根源の中から、今日は2元を取り上げてみます
色々な書物を読んでいると、外側の世界は2元でできているとと言うようなことが書かれています
2元とは、端的に言うと2つの極を持つと言うことです
好きと嫌い
大きいと小さい
男と女
太陽と月
などなど
このように、必ずペアとなる正反対の事象が存在することをさして2元と言います
2元がどうやって誕生したかは、別の機会に書くので、まずはこの2つの極の仕組みを見てみましょう
これをしっかりと理解することが、自分自身の進化を加速させます (^-^)
では、例題です (^-^)
まず、貴方が誰かを好きだとします
この時、貴方が嫌いという感情を誰に対しても持っていなかったとしたらどうなるでしょう?
嫌いという感情を持たない時、その時好きとという感情が貴方の中に存在するでしょうか?
例えば、長い棒と短い棒
短いが無い時、長いが存在するでしょうか?
これが、2元のカラクリです
これらの両極は、必ずペアで存在するのです
ですから、貴方が誰かを好きな時、それを同じ位の嫌いが、貴方の中に存在すると言うことなのです
その嫌いは、まだ表面に出てきてはいないかもしれませんが、それは確実に貴方の意識下に存在するのです
これを端的に表した日本語があります
可愛さあまって憎さ100倍(笑)
貴方が、とても好きな彼のことを、とても怒るのは、好きがそれほど高いと言うことです
もし、それほど好きでない人なら、その人に対して、それほどに怒ることはないでしょう
2元、それは2つの正反対の極を持つ思考、感情、事象などの事を指します
覚醒し、これらを見極める中で、人はこの2元を超えていくことになります
何故なら、好きだけに、人は留まることができないからです
喜びだけに留まることができないからです
必ず、裏側に反対の極が存在し、何かのタイミングで振り子が振れ、貴方は逆の極へと向かってしまうからです
これらのことを、自分の内側の体験として見る時、それを超えたいと思うようになります
2元の片側だけを、落とすことができない事に気がついた時、それを超えるしかないことに、気が付くからです
今日は、ここまで (^-^)