2016年11月1日火曜日
”覚醒” 思考の始まるプロセス
思考が始まるプロセスを理解する前に、我々が自分の思いを認識するプロセスについて理解する必要がある 例えば、私はイチゴが好きだとする このイチゴが好きだという自分の思いを人はどうやって理解するのだろうか
理解のプロセスの順序を逆にしてみていこう まず、一番外側、つまりあなたは声に出して「私はイチゴが好き」という では、この発声の前は? あなたは頭の中で「イチゴが好き」という では、その前は?
あなたの中には、言葉なる前の、言葉にならない「イチゴが好き」という思いがある この思いを我々は確認するすべを持たない わかるだろうか? 我々の心の中に「イチゴが好き」というおもいがあっても、それを直接確認するすべを我々は持たない
よて、我々はそれを自分の外に出すことで、つまり対象物にすることで初めて確認することができる 心の中の言葉になる前の「イチゴが好き」という思いを、頭の中で言葉(声)にすることで、自分自身の外側に出すことで、それを対象物にすることで、あなたはそれを認識できる
頭の中で「私はイチゴが好き」と言うことで、あなたは初めて自分がイチゴが好きのだと認識できる
そして、これはほぼ自動的に行われている 何か思いが湧き起こると、あなたはそれを無意識に頭の中で言葉にする
これが思考の始まりだ
例えば、あなたが瞑想して静かな状態にあるとき、あなたのそばで車の音すると、言葉にならない「車の音だ」とい思いが湧き起こり、続いて自動的にそれは頭の中で「車の音だ」とい声になり、あなたは外で車の音がすることを認識する
この時、あなたの頭の中に顕れた「車の音だ」という声に反応して、あなたの内側に声にならない思いがわき上がる 例えば「うるさいなぁ~」とか、これが自動的に頭の中で「うるさいなぁ~」という声なる そしてあなたはこれに反応した次の思いを・・・・
このようにして、あなたの思考が始まっていく
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